最終更新日:2022年07月01日
南種子町有機農業推進協議会
南種子町では、令和3年12月に(有)かごしま有機生産組合との間に「『有機農業』を軸とした地域活性化に関する包括連携協定」を締結し、相互に連携・協力・協働し、有機農業の普及や新規就農者の確保、遊休農地の解消を進めるなど、町の活性化に取り組むこととしました。その取り組み進めるにあたり「南種子町有機農業推進協議会」を設立し、具体的な取り組みを実施していきます。
構成機関
南種子町/南種子町農業委員会/南種子町教育委員会/(一社)南種子町まちづくり公社/南種子町公民館連絡協議会/(有)かごしま有機生産組合/JA種子屋久/観光物産館トンミー市場/南種子町商工会/南種子町環境保全型農業推進協議会
専門部会
本協議会は、「農地・移住」「就農」「生産・技術」「普及・流通」4つの専門部会で構成しており、主な業務は次のとおりです。
農地・移住部会
・有機農業団地づくり・有機農家への農地のあっせん・Iターン就農者への住居のあっせん
就農部会
・新規有機農家の就農支援・農機シェアリングシステムなどの検討
生産・技術部会
・有機農業技術支援・有機JAS認証取得支援・有機農業関連資材検討
普及・流通部会
・食育活動・町内での地元有機農産物の加工・流通支援(学校給食・病院食など)・町外への南種子町産有機農産物のPR及び販売促進・豊かな生物多様性の保全・住民の環境意識向上啓発活動
令和4年度事業計画
取り組みの初年度となる令和4年度は、まずは有機農業について多くの皆さんに知ってもらう、興味を持ってもらう、という事を目標としながら、下記の事項に取り組みます。
(1)有機農業者数の増加
有機農業は、慣行農法と比較して生産性の確保が困難であることが定着の足かせとなっているため、有機農業を目指す新規就農者や慣行農法からの転換を希望する方に対し、有機農業の先駆者や関係機関と協力し、就農相談や情報提供を行うことで、有機農業者数の増加を目指します。
(2)有機農業に関する技術支援
有機農業は、気象条件や病害虫の影響を非常に受けやすく、除草剤が使用できないことから雑草による減収が多く見られます。有機農業を推進するにあたっては技術支援が重要であり、高品質かつ安定的な収量確保ができる生産技術の確立を目指します。また環境負荷軽減や生産コスト削減、地力維持を図るため、地域の有機資源の利活用を推進します。
(3)有機農産物の流通環境の整備
トンミー市場、町内の飲食店、学校給食、病院、福祉施設等との連携により、有機農業で生産される農産物の販路を拡大し、町内の消費者が容易に有機農産物を入手できる環境を目指します。
(4)有機農業に対する消費者の理解
有機農業に関する情報発信とPR活動を積極的に行い、消費者と生産者の相互理解を図るとともに、有機農業や有機農産物に対する理解を深めることで、「応援消費」の拡大に繋げます。
活動計画
各専門部会が主体となった様々な活動を計画しています。参加型のイベント等については、イベントのページで詳細をお知らせしますので、ぜひご参加ください。
活動事項 | 場 所 | 活動内容 | 開催時期 |
普及 | 体験ほ場 | 有機農業体験イベントの開催 |
令和4年5月~令和5年3月にかけて |
普及 | 町内事業者 | 有機農産物加工イベントの開催 | |
普及 | ― | オーガニックセミナー(講演会)の開催 | |
普及 | ― | オーガニック映画上映会の開催(年2回) | |
普及 | 各小中学校 | 学校給食での有機食材活用イベントの開催 | |
生産技術 | 現地 | スマート農機の実証試験 | |
農地復旧 | 現地 | 遊休農地の復旧 | |
就農 | 東京・大阪・福岡 | 新規就農者の確保(新農業人フェアへの参加) | |
全体 | 北海道・熊本県・南薩・北薩 | 先進地視察 |